Concept コンセプト
理念
企業・個人が世の中に対して情報を発信していく為の手段として、Webサイトは非常に有効なツールとなっていますがそのWebサイトを構築・運営する現場は、様々な問題や課題を抱えています。
Webサイトの構築や運営の予算は人件費削減等を目的とする業務システムの開発と異なり、先行投資となる広告予算から捻出される事が多い為に必要な予算を確保しづらい事が多々あります。
現状においてその少ない予算の中でWebサイトの制作者は、依頼主の要望を実現するためにコスト圧縮の一環として無償のオープンソースを利用するなど、様々な工夫に取り組んでいます。
その利用において様々な技術情報・ノウハウ等の収集・蓄積を余儀なくされ、長時間労働になるなど非常に過酷な労働状況となっています。
また、運営を行う企業や個人は事業を継続していくにあたり、多くの情報を世に提供していく必要性を認識しているのですが、IT技術者を社内に雇用しておく事が予算的に難しく、Webサイト制作会社に更新作業を外注する事がほとんどでした。
これらの問題や課題の中、構築予算と同様Webサイトの運営にかける予算の確保が難しいという現状もあり、社内でWebサイト更新を行う為にコンテンツマネージメントシステム(CMS)の有用性が謳われています。
コンテンツマネージメントシステムとはWebサイトの更新システムですが、これを利用する事によりWebサイトの制作知識がなくともWebサイトの運営を行う事ができる様になり、これによりすぐに公開したいような即時性のある情報は外注会社を通さず即座に公開する事ができます。
ただしコンテンツマネージメントシステムは非常に高価なものが多く上記に述べるような低予算の中では、低価格または無償のオープンソースを利用されている事が多いのが現状です。
特にオープンソースの場合海外製のものがほとんどで、一部のものを除くと日本語ドキュメントも乏しく情報収集だけでも敷居が高いものなってしまいます。また、運営者側も運営に最適化されていない複雑な管理画面のインターフェイスに苦戦する事も少なくありません。
ベーサー・ファウンデーションでは、「日本製」、「シンプル」というキーワードを持って、特に技術的なノウハウを「土台」として提供する事でこの問題を解決したいと考えています。
そこで、すでにオープンソース化している「baserCMS」というCMSパッケージを中心に、「オープンソース」という世の中のノウハウを集約できるインフラを利用する事で、制作者においては情報収集及びWebサイト構築の簡易化・簡素化、運営者においては構築コスト・運営コストの圧縮を行い、Webサイト業界に貢献していきます。